切断作業中の火花が原因の火災が増えています。

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グラインダー等で切断作業を行う際に発生した火花が原因の火災が増加しています。

切断、溶断、溶接作業中の火花による火災は、毎年2~3件発生しています。

最近1か月間で3件発生しており、その内1件は建物が全焼しています。

1 グラインダー使用時の火花について

 
(実験をおこなった際の画像)

グラインダーを使用し、研磨や切断する際、砥石面と金属が摩擦によって加熱された切断粉が火花となって飛散します。

火花は空気中を飛ぶ際に酸化し、球状になります。

火花の直径 約0.1mm~0.2mm

飛散距離  約1mから最大5m(実験結果)

火花の温度 1,200℃~1,700℃

 【可燃物を着火させるには十分な温度です。】

2 作業する際の注意、確認事項

 ・着衣着火や負傷を避けるため、燃えにくい長袖長ズボン、ヘルメット、メガネ等の着装

 ・周囲の整理整頓、可燃物(特に、木屑、布類など)の除去

 ・不燃性シート(スパッタシート)の使用

 ・付近で危険物を使用する作業を行っていないかの確認

 ・水バケツ、消火器等の準備

 ・火災が疑われる場合はすぐに119通報

地区広域行政事務組合消防本部

予防課 電話 0285-82-8706