梯子車の紹介 |
平成8年12月に導入されたモリタ製の35m級の梯子車です。さまざまな悪条件でも現場へ近づけないような場面でもスパージャイロラダーという軽くて丈夫な梯体により、有効な消火・救助活動が可能です。 |
コックピット 梯子操作台 |
アウトリガーの張り出し状態に応じてコンピューターが自動的に使用範囲を設定するため、安全な操作が可能です。梯子の起立角度は75度から−10度まで可能で、水平に近い川面などからの救助等、多様な救助活動が行えます。 |
特 徴 |
後々輪セルフステア 前輪と後々輪が操舵出来、狭い路地や駐車場での方向転換に威力を発揮します。(最小回転半径7.2m) |
ジャイロテーブル 火災現場は常に平坦とは限りません。 ジャイロ式自動傾斜矯正装置は、アウトリガーの張り出しと同時に作業を始め、ジャッキ接地時には、すでにはしご装置全体を水平に保てるよう矯正します。2枚のくさび形のジャイロテーブルを回転させ、組み合わせことで左右方向はもちろん、全方向に対して、7度角度矯正が可能となり、坂道などの複雑な路面で素晴しい威力を瞬時に発揮します。 一旦傾斜矯正を行った後は、平坦地と同様、車体の傾きを気にすることはなく、はしご操作に専念できます。 |
ワイドに作動するはしご角(−10度〜75度) 有効に消火、救助活動を行おうとすれば火災現場へできるだけ近づく必要があります。しかし様々な悪条件で、現場へ十分近づけない場合も考えられます。このような場合でもスーパージャイロラダーは軽くて丈夫な梯体構造を持ち、使用範囲が広い為、現場からかなり離れた地点からでも有効な消火・救助活動が可能です。しかも使用範囲は、アウトリガーの張り出し状態に応じてコンピューターが自動的に設定するため、操作員は安心して操作が行えます。また起立角度は、75度から−10度、はしごを遠く離れた場所へ架け渡してブリッジとし、連続救助を行ったり、川面に取り残されて人にバスケットで近づくなど、さらに多様な消火、救助活動が可能になりました。 |
担架アタッチメント 平担架のアタッチメントにより要救助者を安静な状態のまま地上へ救出することも可能。 要救助者と隊員が近い位置なっており要救助者の不安を取り除けて、声も容易にかけられる。 |
放水銃 梯上放水を行うための放水銃圧力0.5MPaまで放水する事が可能。 |
梯子消火用ホース 梯子を架梯して屋内侵入しホースを伸ばし消火活動もできる。 |
梯子を全伸梯 梯子全長35m |
主 要 諸 元 | |
○ 車両 ・シャーシ 日野自動車工業株式会社 ・エンジン形式 F21C ・最大出力 390PS ・総排気量 20,781CC ・全長 10.60m ・全幅 2.49m ・全高 3.55m ・車両総重量 19,920s ・乗車定員 6名 ○ はしご装置 ・はしごの連数 5連 ・起立角度 −10度〜75度 ・旋回角度 360度 ・傾斜矯正角度 全方向7度 ・最大地上高 35.9m ・バスケット許容荷重 3名または270s ・リフタ許容荷重 2名または180s ・はしご駆動方式 全油圧式 |
○ 安全装置 ・はしご倒伏防止装置 ・旋回障害自動停止装置 ・最終限界自動停止装置 ・先端障害自動停止装置 ・過荷重自動停止装置 ・自動傾斜矯正装置 ・ジャッキインタロック装置 ※その他各種安全装置 |